カラオケの後に必ず喉が疲れる、かすれると感じる人は、選ぶ曲の高さより先に、曲順と声量の配分を見直してください。最初から高い曲やテンポの速い曲を続けると、喉が温まる前に負担が集中してしまいます。
疲れの原因は、一曲一曲より曲順に隠れています
カラオケで喉が疲れる人の多くは、盛り上がる曲を最初の方に詰め込みがちです。喉が十分に温まっていない状態で高い声や大きな声を続けると、負担が一気に積み重なります。
たとえば、次の一文を歌う前の準備として使います。
「曲順と声量を調整し、喉を押さず、疲れ方を録音で確認します。」
「曲順と声量を調整し」の部分を勢いで言おうとすると、そこで声が喉から始まってしまいます。「喉を押さず」を急ぐと、息と声のバランスが崩れます。「疲れ方を録音で確認します」まで実際に聞かずに終えると、疲労の原因はいつまでも感覚だけの話になります。
「歌い続ければ喉が強くなる」と考えると、逆効果です
カラオケで喉を鍛えようとして、高い曲や大声を出す曲を続けて歌う人がいます。けれど喉で押した声を繰り返すほど、その負担のかけ方の癖が強くなるだけです。私の実感では、喉が疲れやすい人の多くは締めすぎている側に寄っていますが、逆に息漏れ気味で緩みすぎている人も、支えがない分だけ疲れやすくなります。どちらに寄っているかは人によって違うので、力を抜けばいいと自己判断で決めつけない方が安全です。
高い曲、大きい声の曲を選ぶ前に、まず楽に出せる音域の曲で息の流れと声の質を確認してください。確認する対象は、息、喉、体、録音の四つに絞ります。息が止まっていないか、喉に力が入っていないか、体が固まっていないか、録音で同じ歌い方を再現できるか。この順で見ると、選曲や歌い方の方向性がぶれにくくなります。
疲れやすさの原因を三つに分けて見ます
カラオケの後に決まって喉が疲れる人は、原因を一つに決めつけないでください。高い曲を続けて選ぶ、盛り上がる場面で大声を張る、喉の違和感を無視して次の曲に進む、という三つが重なっていることが多いです。
一つ目は息です。息が強すぎても弱すぎても、声には負担がかかります。大切なのは量ではなく、声に乗る流れの一定さです。
二つ目は喉です。喉で盛り上げようとすると声は硬くなります。高音やロングトーンを喉だけで作ろうとすると、負担が集中します。
三つ目は体です。肩が上がる、胸が固まる、前のめりになると、息の流れが変わります。体が固まると、喉で無理に補う癖が出やすくなります。
歌う前の準備は、声を出す前から始めます
| 順番 | 練習内容 | 確認する場所 |
|---|---|---|
| 1 | 歌う前に、短く息だけを吐く | 肩や首まわりが力んでいないか |
| 2 | 楽な音域で軽く声を出す | 喉の奥に力が入っていないか |
| 3 | 一曲を通して録音する | どの場面で喉が疲れ始めるか |
三段階目で疲れ始める場面が見つかったら、そこだけ声量を落とすか、キーを下げるかを事前に決めておくと、喉への負担が偏りにくくなります。
声が枯れそうな時ほど、音量を上げずに下げます
盛り上がる場面ほど声量を上げたくなりますが、喉に力が入った状態で音量を上げると、疲れが増えるだけで歌いやすさは戻りません。まず音量を下げてください。
音量を下げると、自分の癖が見えやすくなります。息が止まっているか、喉で押しているか、どの曲のどの部分で負担が集中しているか。小さい声で疲れる歌い方は、大きな声にしても同じように疲れます。
楽な声で「曲順と声量を調整し」を出せるか。次に「喉を押さず」までつなげられるか。最後に「疲れ方を録音で確認します」まで息が残るか。この順で小さく確認してから、少しずつ音量を戻します。
喉を守る判断も、カラオケを楽しむための技術です
喉に違和感がある時に、無理に歌い続ける必要はありません。痛みがある、強いかすれがある、休んでも戻らない状態が続く場合は、その日は歌う曲数を減らすか、専門家に相談する判断も必要です。曲の合間は喉を休ませようとささやき声でお喋りする人もいますが、実際はささやき声も声帯をよく動かすため意外と疲れます。本当に休ませたい時は、無理に声を出さず黙って過ごす方が回復は早いです。
喉を守ることは楽しみを我慢することではありません。長く歌い続けられる状態を保つための技術です。違和感が出た曲の後は、次の曲で声量を上げず、高音を避け、短いフレーズだけで様子を見るとよいです。
録音で確認するのは、盛り上がったかどうかではありません
録音を聞くと、盛り上がったかどうかにばかり意識が向きがちです。ただ録音で見るべきは、どの場面から声が疲れ始めているか、同じ歌い方を最後まで再現できているかです。
昨日より「曲順と声量を調整し」が楽に入ったか。「喉を押さず」で息が止まらなかったか。「疲れ方を録音で確認します」まで声が残ったか。この三つだけを聞き比べてください。
録音を挟むと、なんとなくの感覚ではなく実際の音で疲れ具合を判断できます。自分の中で聞こえている声と、マイクを通して外に届く声は違うものです。外に届く方の声の状態を把握するために、録音というひと手間が役立ちます。
一週間は、同じ選曲パターンで比べます
毎回違う選曲で歌うと、何が疲れの原因だったのか分かりにくくなります。最初の一週間は、似た構成の選曲で試してください。
「曲順と声量を調整し、喉を押さず、疲れ方を録音で確認します。」
一回目は曲順だけを見る。二回目は声量の配分だけを見る。三回目は録音でどの場面から喉が疲れ始めるかだけを見る。このように毎回ひとつだけテーマを決めて振り返ってください。
一週間分の記録がそろうと、自分がどの場面で崩れやすいかが見えてきます。そこから初めて選曲の幅を広げれば、無理な負担をかけずに済みます。
曲順を組み立てる時の考え方
いきなり高い曲やテンポの速い曲から入ると、喉が温まる前に負担が集中します。最初の一、二曲は自分にとって楽に歌える音域を選び、声を出す前の準備が整ってから盛り上がる曲に進んでください。
盛り上がる曲を歌った直後は、あえて落ち着いた曲を挟むと、喉が回復する時間を作れます。テンションを保ったまま高い曲を続けるより、緩急をつけた曲順の方が、結果的に長く歌い続けられます。
喉が疲れやすい人ほど、最初の一曲選びが重要です
一曲目からその日いちばん歌いたい曲を選んでしまう人は少なくありません。ただ、喉が温まっていない状態でいきなり音域の広い曲に挑むと、そこで生まれた負担がその後の曲すべてに引き継がれます。まず自分の声域の真ん中あたりで、ゆっくりめのテンポの曲を選び、喉と息の状態を確かめてから、本命の曲へ進んでください。
水分補給のタイミングも、疲れ方に関わります
歌っている間は口の中が乾きやすく、喉の粘膜も乾燥しやすい状態になります。曲と曲の合間に一口だけでも水分を取る習慣があると、喉にかかる負担の感じ方が変わります。冷たい飲み物より、常温か少し温かい飲み物の方が、喉を締めつけにくいと感じる人が多いです。
アルコールを飲みながら歌う場では、利尿作用で体全体の水分が失われやすくなります。お酒を飲む量が増えるほど、水を挟む回数も意識的に増やしてください。喉の渇きを感じてから飲むのではなく、曲の合間ごとに一口ずつ取る方が、乾燥による負担を防ぎやすくなります。
選曲以外にも、姿勢と声の届け方が関わります
マイクを口元に近づけすぎて、声量を無理に張ろうとする歌い方も、喉の疲れを早めます。マイクとの距離を少し離し、スピーカーから返ってくる音量に頼る歌い方に変えるだけで、喉で押す量を減らせることがあります。
長時間立ちっぱなし、あるいは前かがみの姿勢で歌い続けると、息の通り道が狭くなり、結果として喉に頼る歌い方になりやすくなります。曲の合間に一度姿勢を正し、肩の力を抜く時間を作ってください。長時間のカラオケほど、こうした小さな仕切り直しの積み重ねが、最後まで喉を保つかどうかを左右します。
翌日に疲れを残さないための締めくくり方
歌い終える最後の一曲を、あえて盛り上がる曲ではなく、楽に歌える落ち着いた曲にすると、喉を興奮したまま終えずに済みます。最後まで全力で歌い切ろうとする習慣があると、その日の満足感は高くても、翌日に声のかすれとして負担が残りやすくなります。
帰宅後は、すぐに大きな声で誰かと話したり電話をしたりせず、しばらく喉を休ませる時間を作ってください。就寝前に軽く水分を取り、部屋の乾燥を避けることも、翌朝の喉の状態に影響します。翌日も声を使う予定がある日ほど、前日のカラオケでは選曲と声量を意識的に抑えておく方が、結果的に安心して声を使えます。歌うこと自体を我慢する必要はなく、次の日の予定に合わせて力の配分を調整するだけで、疲れの残り方はかなり変わります。毎回同じ力の入れ方で歌うのではなく、その日の予定と体調に合わせて選曲と声量を組み立てる習慣を持ってください。
まとめ
カラオケで喉が疲れる悩みでは、「歌い続ければ喉が強くなる」と考える前に、息、喉、体、録音の順番で見てください。「曲順と声量を調整し」の入り、「喉を押さず」の息、「疲れ方を録音で確認します」の録音確認を整えるだけでも、歌い方は変わります。
喉が疲れない歌い方を身につけるとは、根性で押し切る力をつけることではありません。曲順、声量、水分、姿勢という条件を毎回同じように整え、翌日まで残らない歌い方を体に覚えさせることです。
よくある質問
- Q. カラオケ 喉 疲れるでは何から始めるべきですか
- 最初は声量や高音より、息が止まっていないか、喉で押していないか、録音で再現できるかを確認してください。
- Q. 毎日練習した方がいいですか
- 短い練習を続けるのは有効です。ただし喉に痛みや強い違和感がある日は無理に続けず、練習量を落としてください。
- Q. 録音は必要ですか
- 必要です。自分の中で聞こえる声と相手に届く声は違うため、録音で入り、息、語尾を確認します。
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詳しいプロフィール →歌が上手くなる声の出し方。音程の前に整える息と響き
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喉の疲れは根性で乗り切るものではありません。曲順と声量の配分を整える習慣が、長く歌える喉につながります。